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佐賀少年刑務所の施設見学

佐賀少年刑務所の歴史

明治4年(1871年)の廃藩置県後、当時の佐賀県庁に置かれた

【聴訟課因獄掛・徒揚掛】が当所のルーツと考えられます。

その後、前身となる組織は何度か変還しますが明治23年(1890年)【佐賀県監獄署】となりました。

明治36年(1903年)に佐賀監獄となり、大正11年(1922年)に佐賀刑務所に改称され

昭和19年(1944年)に現在の佐賀少年刑務所となりました。

(佐賀少年刑務所「施設のしおり」引用)

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施設の規模

〇収容定員 約678名

〇敷地面積 約69,211㎡

(≒福岡PayPayドームの建築面​積)

少年刑務所の意味

刑事施設は主に受刑者を収容する【刑務所】や未成熟や可塑性に配慮が必要な少年

(少年法の対象となる20歳未満)の受刑者の収容が認められている【少年刑務所】です。

それらとは別に、同敷地内において拘置所(拘置監)

主に未決拘禁者を収容する【拘置所】に分けられている。

佐賀少年刑務所では、少年の受刑者を収容・処遇するだけでなく、

20歳以上の犯罪傾向の進んでいない受刑者(初犯)や

職業訓練生として選定され全国の刑事施設から移送された受刑者、

佐賀県内で検挙された未決拘禁者なども収容・処遇している。

(佐賀少年刑務所「施設のしおり」引用)

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佐賀少年刑務所でおこなっている指導等

佐賀少年刑務所では改善指導・教科指導の実施をしています。

改善指導では、薬物依存脱却指導や性犯罪再犯防止指導、

被害者の視点を取り入れた教育など

犯罪の責任を自覚させることで、健康な心身を培わせることを目的とし

並びに社会生活に適応するのに必要な知識と生活態度を習得させるため

必要に応じて【改善指導】を日々おこなっております。


また、学力の不足が社会復帰の支障となっている場合には

学校教育法による学校教育に準ずる内容の【教科指導】を行っています。

(佐賀少年刑務所「施設のしおり」引用)

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就労支援について

佐賀少年刑務所では釈放時の就労の確保に向けて、ハローワーク職員による職業相談、職業紹介、

職業講話等の【就労支援】の実施をしております。

出所後に帰住先や就労先がないことから再犯を犯してしまう受刑者も少なくありません。

また、就労確保だけでなく社会では協調性も必要とされるため、刑務作業を通し養っていきます。

そして、佐賀少年刑務所では九州唯一の総合職業訓練施設に指定されており全国の受刑者の中から選​定された訓練生に対して、資格取得などを目指す様々な種目の【職業訓練】の実施をしております。

(佐賀少年刑務所「施設のしおり」引用)

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最後に

弊社では、出所者雇用ならびに居住支援をおこなっております。

佐賀少年刑務所だけでなく、全国の刑事施設を出所した者の多くは帰住先や就労先がなく

再犯を起こし刑務所へ再度入ってしまうのが社会の課題となっています。

我々のような、民間で何ができるかは何か行動をしなければ、分からないことだと思います。

しかし、既に我々が出来ることは『犯罪者』というレッテルを張るだけではなく

出所者へ更生のチャンスを与えることではないでしょうか。

未来の社会から再犯率を少しでも下げる活動にご賛同いただければ幸いです。

今後も、弊社の活動にご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

また、今回のスタディツアーの実施にご尽力いただきましたコレワーク九州様には

厚く御礼申し上げます。


株式会社カオサポート博多